沖縄県内で自主トレーニングを行っているソフトバンクの大隣憲司投手(29)が18日、北中城村で練習を公開した。


 昨年6月に手術を受けた黄色靱帯(じんたい)骨化症からの復活を目指す左腕は「焦りとかはない。しっかりとやれているし、大きな問題もない。(チームの大型補強にも)自分のことをまず考えてやっていきたい」と前を見つめた。


「キャッチボールの延長のような感じ」とのことながら、16日にはチームメート相手に打撃投手を務めた。「打者に対して投げたのは、たぶん(自身)最速」と順調な調整をうかがわせた。同行した優子夫人が作る夕食が大きな励みになっており「ポーク卵おにぎりがむちゃくちゃウマい。あとソーキ汁とか」と充実した日々を送っている。


 中田賢、スタンリッジ、ウルフらの加入もあり開幕ローテーション入りはかなり厳しい状況となっているが、大隣は「自分のことを考えてやっていきたい。キャンプでしっかり投げれるように体づくりをするだけ」。あせらず地道に調整していくつもりだ。