野茂氏の“古巣”オリックスがコーチ就任ラブコール

2014年01月19日 16時00分

2008年11月、オリックスの秋季キャンプで臨時コーチとして招かれた野茂氏(右)

 殿堂入りを果たした野茂英雄氏(45)にオリックスがラブコールを送っている。瀬戸山球団本部長は「野茂さんは、田口さんやイチロー選手と同じくらいのウチの優秀なOBで、実績、キャリアも申し分ない。タイミングが合えばぜひ、指導者としてお願いしたい気持ちはある。若い選手も大いに勉強になるはず。昔、話をしたことがありますけど、関西への愛着をすごく感じました。指導者として恩返ししたい気持ちを持ってくれていると思う」と将来的な招聘プランを明かした。

 

 近鉄OBの野茂氏は引退後の2008年11月、オリックスの秋季キャンプで3日間限定の臨時コーチとして招かれ、さらに翌09年にはテクニカル・アドバイザーに就任。近鉄の流れをくむオリックスに協力し、投手陣の指導に当たった。キャンプでは加藤(オリックス↓楽天)、平野佳らに熱心にフォークの握りを指導し、ナインから「意識が高すぎてすごいけど、勉強になる」とうれしい悲鳴が上がっていたという。

 

 当時を知るスタッフは「独特の世界観を持っている人。マイペースでマスコミ対応を全くしなかった。だから短期の臨時コーチだったんでしょう」と振り返る。マスコミと距離を置き、決まって「選手に聞いてください」と答えていたといい「引退してどこともコーチ契約しないのは、そんな理由もあるんじゃないか」「監督になったら代弁できる側近が必要なのでは」との見方もある。

 

 野茂氏は当時の大石監督の退団とともにテクニカル・アドバイザーを1年で終了し、その後、オリックスとの接点はなくなった。それでも“スーパースターOB”に変わりはなく、球団内には「野茂さんは仰木監督(故人)に育てられた人だし、いつか帰って来てくれると思う。ウチはいきなり監督というのはないからまずはコーチから。偉大なレジェンドですから友好関係を続けていかないといけない」と待望論が聞かれる。オリックスで再び“トルネード旋風”が巻き起こる日がくるかもしれない。