虎が“W能見計画”岩貞に完コピ指令

2014年01月19日 16時00分

投球フォームが能見(左)に似ている岩貞

 阪神がエース・能見篤史(34)の“コピー計画”を練っている。ドラフト1位左腕・岩貞祐太(22=横浜商大)の投球フォームが能見にうり二つ。チーム内では「それを最大限に生かそう」との声が出ているのだ。成功すれば、10勝以上が期待できる能見が2人。夢は膨らんでいる。

 

 

 岩貞は16日、37度2分の発熱のため、兵庫・西宮市の鳴尾浜球場での新人合同自主トレを休んだ。杉本チーフトレーナーは「インフルエンザではなく体調不良。微熱があると報告を受けた。(岩貞は)病院に行きました」と説明。回復次第では今後のスケジュールに影響が出る可能性もあるが、開幕ローテーション入りなど高い期待に変わりはない。

 

 その岩貞について、チーム内で計画されているのが「能見への完全コピー」だ。なにしろ、その投球フォームは和田監督も「能見に似ている。似た投手なのでひょっとしたら開幕ローテに入るぐらいの力を持ってるんじゃないか」と話すほどにそっくり。岩貞は「大学の時、調子を崩した時に能見さんをお手本にさせていただいた。ポイント、ポイントをマネしているうちに似てきたと思います」と話すが、チームでは、この特徴を生かさない手はないとなっているのだ。

 

 首脳陣は2月の春季キャンプで能見と岩貞の練習メニューを一緒にするなど、2人の接点を増やす考え。技術的なことだけでなく、岩貞が能見のすべてを吸収しやすい環境をつくって“コピー”を促進させるためだが、あるコーチはこんなことも言う。「岩貞には甲子園で能見と同じマウンド状態で投げさせたい。フォームがあれだけ近いし、試す価値はある。はまれば一気に大化けするかもしれない」

 

 能見はやや硬めで傾斜のあるマウンドを好むため、甲子園での登板時には、それに細かく合わせてセッティングされている。“能見マウンド”といわれているものだが、岩貞もそれを使えば、より能見化が進む可能性が高いとみているわけだ。

 

 果たして虎に夢の「ダブル能見」誕生となるか。今後の展開が注目される。