
5球団競合の楽天のドラフト1位ルーキー・松井裕樹投手(18=桐光学園)に新たな難題が持ち上がった。
16日、主将の松井稼頭央内野手(38)は松井裕について「テレビでしか見たことないけど、あの体で全体を使って投げる。躍動感やダイナミックさを感じる。キャンプまでケガなくやってほしい」と期待した。
その上で「彼が“松井”と呼ばれるとオレが振り向いてしまう。あだ名を考えてもらった方がいい」との注文を出した。
現在、チーム内では「稼頭央さん」と呼ばれている松井稼だが、チームの若手が松井裕のことを「松井」と呼べばイチイチ反応してしまう。それを避けるための提案だ。松井裕は「考えておきます」としたが、大ベテランの主将直々の“指令”だけに、早急に決める必要がありそうだ。
とはいえ、そう簡単ではない。名前の「裕樹」で呼ばれれば、新外国人の大物メジャーリーガー、ケビン・ユーキリス(34)が「ファッツ!?」と過敏に反応してしまう可能性がある。
さらに「裕ちゃん」だとどうしても日本ハムの斎藤佑樹投手をほうふつとさせ「あまり縁起が良くない」(関係者)との意見も。松井裕にとってはチーム合流前にキャプテンから大きな宿題を課せられた形となった。