ソフトバンクは7日、本拠地のヤフオクドームで鏡開きを行った。王貞治球団会長(73)は日本一奪回へ大号令。開口一番「とにかく昨年の悔しさを晴らしたい。昨年、はやった“倍返し”という言葉がありますが、5倍、10倍と大きな倍返しをしたいという思いで本年の鏡開きをやらせてもらいました。若手を伸ばすのもテーマだが、2014年は勝つことが第一」と言葉に力をこめた。

例年以上に気合満点の王会長だったが、実は鏡開き前に行われた球団職員対象の年賀朝礼でも勝利への熱い思いを口にしていたという。「(鏡開きの時よりも)もっと強いトーンで話された。“負けるからこうなるんだ! 補強しすぎと言われたりするのも、すべて負けたからなんだ! とにかく勝たないといけないんだ!”とかね。とにかく、誰よりも負けるのが嫌いな方。10倍返しでも足りない。何倍返しならいいんだという感じでしたよ」(球団関係者)

 14年の王会長の代名詞は“燃える男”となる? 別の関係者は「監督の時に自分が(グラウンドでプレーを)やれないのが、もどかしいというような人ですからね。今は現場からも離れているし、さらにもどかしい思いもあるのでしょう。あの気迫が選手にも伝わってくれれば…」とも話している。