〝負けても全員あいさつ〟竜ナイン「勘弁して」

2012年03月05日 10時00分

 ファンサービスを重視する中日・高木守道監督(70)の〝あるプラン〟が物議を醸しそうだ。中日は2日、本拠地初のオープン戦となった広島戦(ナゴヤドーム)に3—1と勝利。試合後は高木監督をはじめ、全選手、コーチ陣がグラウンドに出て整列。帽子を取ってあいさつし、ファンの声援に応えた。


 この日は試合前にも指揮官の発案で異例のサービスが行われた。ドーム開門時に高木監督以下コーチ陣、選手が入場口に並んでファンをお出迎え。今後も本拠地では、試合前に数人の選手による出迎えと、試合後のベンチ入りした全選手での勝利あいさつを継続していくという。


 ところが、高木監督はこれでも物足りないのか「勝ってファンにあいさつするのは当然のこと。むしろ負けた時こそ『すいませんでした』って、やるべきじゃないですか」と前代未聞の敗戦での〝ざんげあいさつ〟プランを明かした。そそくさと引き揚げずにあえて姿をさらし、厳しい空気の中で頭を下げようというのだ。


 これに首脳陣は「いいんじゃないかな。きついやじが飛んでくるだろうけど、選手はそれを今後の糧にしてタフにならないと」「あえてさらし者になろうというのは、監督が3連覇への相当な覚悟を持っている証拠だよ」と賛同している。


 しかし、さすがに選手の間からは「勘弁してほしいです。負けた時に出て行ったらそれこそ何を言われるか分からない。そこまでやるのは敗因を作った選手にとっては精神的にも相当きついと思う」と悲鳴の声が…。


 勝って感謝、負けると謝罪。賛否両論の声が渦巻くプランだが、高木監督の「ファンとともに」の思いは想像以上に強い。

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