オリックス・糸井嘉男外野手(32)が浜松市内の球場で自主トレを公開した。「年末年始は動いてなかったので、体がパリパリ」と言いながら、フリー打撃では柵越えの打球をかっ飛ばした。

 だが、これにオリックス関係者は驚くことはない。「あいつはオフも完全にスイッチを切るということはない。重い物はすべてダンベル代わり。それで“上腕二頭筋を鍛えているんです”って言うようなやつ。テレビの収録が終わった後にもジムに行っていた。そんな合間のトレーニングで体が一回り大きくなっている。筋肉は昨年より10%ぐらい増えたんじゃないか」。年末年始に動かなかったどころか実質、無休状態だったというのだ。

 ソフトバンク・柳田らとの合同トレに「若い人と一緒にやって僕も刺激をもらってうれしいです。今季はトリプルスリー(打率3割、30本塁打、30盗塁)は目指していきたいですね」と笑顔で話した糸井。2014年はさらなるパワーアップで進化した姿を見せてくれそうだ。