ファンサービス重視の高木監督に「本末転倒」の声

2012年02月06日 11時00分

 中日・高木監督の張り切りぶりを周囲が心配している。キャンプ中は日替わりで選手が練習後にサイン会を開いているが、連日、予定にない高木監督が飛び入り参加。2、3日とも小雨が降る肌寒い天候の中、いずれも約1時間30分にわたり、列が途切れる最後の1人までサインを書き続けた。


 これにチーム関係者は「沖縄とはいえ、ここのところ気温は10度ちょっとしかない寒空の下だからね。高木監督は70歳なんだし、年を考えたらあまりにハードすぎるよ。最後までこのペースで無事にキャンプを打ち上げることは不可能でしょう」と体調面を不安視。さらに「それこそインフルエンザに感染したDeNAの中畑監督みたいにキャンプ中にリタイアなんてことになったらシャレにもならない。ウチは3連覇を狙っているチームなんだから」との指摘も。


 ナインの間からもファンサービス優先の姿勢に疑問の声がチラホラ聞かれる。高木監督がサインを行っているのは投手陣の練習後で、まだ野手陣は練習の真っ最中。グラウンドでのシートノックやフリー打撃などをそっちのけにしていることで、ある野手は「これではいくらなんでも本末転倒でしょう。ファンサービスも大事だけど、監督にはちゃんと練習は見ていてほしいですね…」と寂しそうにこぼす。


 あまりのハッスルぶりに球団幹部も「ファンから『このままでは高木監督が風邪をひいてしまいませんか、大丈夫ですか』と心配されるぐらい。でも、監督がやると言っているものをやめさせることはできない」と困惑を隠せない。中畑監督のように“隔離”されないよう、くれぐれも気をつけてもらいたい。