ソフトバンクの柳田悠岐外野手(25)が6日から静岡・浜松市内の球場で自主トレを公開し、オリックス・糸井嘉男外野手(32)、阪神・今成亮太捕手(26)らと6時間、キャッチボールや打撃練習などで汗を流した。


 今回の合同自主トレは、柳田が昨季糸井に電話で“弟子入り”を志願し実現した。初日からハードな内容だけに初参加の柳田は「打撃練習中に両足がつってしまいました。今は周りに付いて行くのにいっぱいいっぱい」と苦笑いだった。


 時折、打撃ケージの横で糸井と談笑するなど球界を代表する外野手から吸収しようと必死だ。「糸井さんとはまだ普通の会話しかしてないですけど。打撃のことではなく、バットのこととか聞きました」と目を輝かせた。


 それでも鷹の4番候補としてプライドはある。同じリーグでシーズンが始まればライバルとなる糸井に今季、勝ちたい部分を問われると「ホームランと盗塁」ときっぱりと言い切った。超人・糸井に挑戦状を叩きつけた形だ。


 意気込む柳田に対し、糸井は余裕しゃくしゃく。「柳田は日本人で一番飛ばすと思うからバケモンだと思う。僕の2段階ぐらい上のパワーがあるタイプ」とべたぼめすると「同じ外野手で左打者。いいライバルになりたいですね」とさらり。柳田には鷹打線の代表として、意地を見せてほしいところだ。