オリックスが前ソフトバンクのウィリー・モー・ペーニャ外野手(31)の加入に胸をなで下ろしている。

 フロント幹部は「大きいの(本塁打)だけでなく細かいことにも対応できる技術を持っている。性格もいいと聞いているし、守備にも意欲的だ。走塁だってあの体に似合わず、積極的だからね」とトータルで高評価。昨季は右ヒザの手術などで出場55試合で1本塁打に終わったが、来日初年度の12年シーズンは21本塁打で76打点をマークした。首脳陣は今オフに退団した主砲・李大浩の後釜としてクリーンアップを任せたい意向だ。

 ナインも「ペーニャは当たったらライナーでスタンドまで行きますからね。繊細な部分も持っていますから相手にする時は怖かった。大きな戦力になるはず」と大喜び。さらに捕手陣からはこんな声も出ている。「ペーニャは、打席ですごくツバを吐くから気になって仕方なかったですよ。まあ、クセなんでしょうけど…。でも味方になってくれるんで、そういう意味でもよかったです」。

 そんな“不安”も解消し、期待は膨らむばかり。ペーニャも「一日も早くプレーしたい。好きなように使ってくれ」と意気込んでいる。