中日の荒木雅博内野手(36)と巨人に移籍した井端弘和内野手(38)が4日、名古屋市内のホテルでトークショーを行った。鉄壁の二遊間で「アライバ」と称された名コンビが“復活”するとあって約840人のファンが集まり、会場は質問コーナーなどで大盛況となった。

 今年から別々のユニホームを着ることになった2人だが、荒木が「フルイニングとは言いませんが、全144試合に出てもらいたい」と言えば、井端は「やっぱり144試合にレギュラーで出てほしい。できれば2番じゃなく、1番の方が荒木にとってはさらなる活躍ができると思う」とエールを送り合う一幕も。

 さらに井端が「辞める時は一緒に辞めたい」と呼びかけると、荒木は「じゃあ、あと何年やってもらおうかな」と応じるなど、グラウンドと同様にあうんの呼吸で会場を沸かせた。

 ファンからは“コンビ解散”を惜しむ声も上がったが、荒木は「チームが違っても“アライバ”は変わらない」と言葉に力を込めた。