広島・丸は昨季、打率2割7分3厘、14本塁打、58打点をマーク。盗塁王を獲得し、守備でもゴールデングラブ賞に選ばれた。走・攻・守でチーム初のクライマックス・シリーズ進出に大きく貢献。「初めて経験することが多くていいシーズンだった」と充実の一年となった。

 この活躍を支えていたのが“新ボディー”だ。昨オフは広島市内のスポーツジムに通い、スクワットで180キロを10回上げることに成功。体重も過去最高の90キロで開幕を迎えた。これまではシーズン中に大幅に減量してしまうことが多かったが、「しっかりと食事やプロテインを取るようにし、ウエートトレーニングも欠かさないようにした」と徹底した自己管理で、最後まで体調を維持することに成功した。

 このオフはさらなる肉体改造に取り組む。脂肪の割合をさらに減らし、筋肉量を増やすことを狙っている。「90キロある体の内容を変えるようにしたい。今は筋肉と脂肪は7対3くらいだが、これを8対2や9対1にしたい」。体重を保ったまま筋肉の量を増やすことができれば、今以上にパワーとスピードをアップすることができる。丸は「体づくりをしながら動きの練習もやっていければいい」と意気込み十分だ。

「昨年はうれしい思いもしたが、最後に悔しい思いもしたのでそれを生かしていきたい。どんどん練習して少しでも昨年の成績を上回ってチームに貢献したい」と昨季以上の成績を残すつもりの丸。リーグ制覇という悲願達成を目指し、最強ボディーで暴れまくる。