広島セ界制覇の鍵は野村監督の男気

2014年01月03日 19時01分

助っ人外国人の心をガッチリとつかみチームを初CSへ導いた野村監督(右)

 球団史上初のクライマックスシリーズ進出を達成し、2014年のシーズンは23年ぶりのリーグ制覇が期待されている広島にとって、悲願達成の大きなポイントとなりそうなのが助っ人の力だ。13年シーズンはキラが加入したことで得点力がアップするなど、外国人選手の力はチーム浮上のための大きな武器になる。逆に助っ人が不発に終われば窮地に陥るだろう。そこで期待されているのが野村監督の“用兵”だ。
 
 13年シーズンでは、8月17日には前日の試合で同点打を放ったルイスを二軍に落とし、投手陣を厚くするためにミコライオを昇格させる大胆采配を振るった。これを皮切りに8月31日には周囲の反対を押し切りエルドレッドを昇格させると9月に大爆発するなど、ここぞという場面で外国人選手の起用がズバズバと的中した。
 
 これも日頃の気配りのたまものだ。「野村監督は普段から食事に連れて行くなど、助っ人の面倒をよく見ていた。だから、ここぞという時、ボスのためにやってやろうという気持ちになる」(別の関係者)。外国人選手の厚い信頼ををベースに、14年もこの見事な起用を継続してほしいところ。チーム内からは「野村監督の外国人選手の使いどころの見極めは抜群。もちろん周囲も助言はするが、監督が自分の考えでやるのがベストかもしれない」との声が上がっている。
 
 新たなシーズンに向けて「最後の最後に、13年以上に喜ぶことができるようにしたい」と意気込む野村監督。昨季以上にうまく助っ人を使って、ペナント制覇を成し遂げてほしいところだ。