DeNAの中畑監督が、就任3年目となる2014年シーズンも闘志むき出しで王者・巨人にぶち当たる。

 就任1年目は4勝17敗3分け、2年目も5勝18敗1分け。2年連続で“巨人の犬”となってしまった。中畑監督は「巨人と五分になれば貯金ができる」。目標であるCS出場実現の鍵は巨人戦にあると分析している。

 これまでの2シーズンを反省し「巨人を意識しすぎる空気をつくりすぎた。今年は平常心で楽に戦うようにしたい」という中畑監督だが、そうはいかなのが男キヨシだ。

 親しい関係者に「巨人なら原とオレが首をすげ替えたとしても優勝できる」と話すなどライバル意識を燃やし、片岡と井端を獲得したことを「同じポジションを獲得してどうする? 片岡を使って、井端はコーチでもやらせるのか」と批判するなど、早くも“口撃”はエスカレートしている。

 指揮官が巨人に対して熱くなれば、ナインも意識過剰となって、気合は空回りしてしまう…。それはこれまでの結果を見れば明らか。まずは中畑監督がおとなしくすべきだが「オレは演技ができない。巨人を見れば、また熱くなっちゃうよ」。

 シーズン序盤に大型連敗を喫すれば、そんまま途中休養→退任ということにもなりかねない。それでも中畑監督は、巨人戦に熱くなる。