藤浪 通天閣階段ダッシュで下半身強化

2013年12月22日 16時00分

 阪神・藤浪晋太郎投手(19)に超ビッグな援軍だ。筋力アップのために参加していた強化指定練習は21日に打ち上げ。さらに高いレベルを目指す藤浪は今後も自主トレで肉体改造を継続する。このオフ返上で汗を流す期待の若虎を全面サポートしようと地元・大阪のシンボルタワー・通天閣が動いた。絶好のトレーニングの場を提供することを約束したのだ。

 

 1年目のシーズンを10勝6敗で終えた藤浪は「課題は言い出したらキリがない。一つ一つ、つぶしていけるようにしたい。投球に関してレベルアップしたい」と休む間もなく2年目に向けたトレーニングを続けている。

 

 最大の課題は197センチの長身を支える下半身の強化。コーチ陣も「オフも走り込みやウエートトレでしっかり下半身を強化してほしい」と宿題を出している。今後は合宿所のある鳴尾浜球場や母校・大阪桐蔭などで肉体改造に取り組むことになるが、ここで大阪の街を見下ろす103メートルタワー・通天閣が手を挙げた。

 

 通天閣内には地上から展望台まで503段もの階段がある。通天閣観光の高井隆光副社長は「藤浪選手がうちをトレーニングで使いたいとおっしゃれば、無償で提供しますよ。曜日や日にち、時間はいつでもかまいません。階段をぜひ使ってほしいです」と全面協力を宣言する。

 

 阪神でも下半身強化のためにアルプススタンドの階段をダッシュするメニューを取り入れており、通天閣ダッシュは下半身を鍛えたい藤浪にとってもピッタリのメニュー。球団関係者も「強化ポイントと合致するし、ありがたいこと。ビリケンさんもあって縁起もいい」と大歓迎だ。

 

 藤浪家とは“縁”もある。4月に通天閣は藤浪の初勝利を記念して「フジナミさん」と「シンタロウさん」を無料招待。この際に藤浪の母・明美さんも訪れていたという。高井副社長は「お母さんが無料で登ったから、うちは藤浪家公認なんです」と胸を張る。こんな縁もあるだけに藤浪本人にも遠慮なく通天閣をトレーニングの場として利用してほしいと申し出たのだ。来季は関西が誇る“2大ハイタワー”の合体でパワーアップした藤浪が大暴れする!?