阪神V奪回のカギ握る新井貴の「股間」

2013年12月20日 16時00分

小学生に打撃を披露する新井貴

 阪神・新井貴浩内野手(36)が17日、来季中の300本塁打達成を宣言した。現在277本塁打で残り23本。阪神に移籍後は2010年の19本塁打が最高とあって、移籍後初の20本超え、300号達成に並々ならぬ闘志を燃やしている。そんな新井貴に対して首脳陣から「股間に注目しろ!」という指令が飛んだ。

 

 大阪市内の小学校で子供たちとの交流を楽しんだ新井貴だが、本塁打の話題になると表情が一変した。

 

「(年間)20本も打てないのは恥だと思っている。恥ずかしいことだと思って練習している」。広島時代は4度、20本超えを記録しているが、08年に阪神にFA移籍してからは一度もない。それだけに「本塁打に関してはずっと“おかしいな、おかしいな”みたいな感じでずっときている」と歯がゆい思いを募らせているのだ。

 

 この悩める主砲にコーチ陣がアドバイスを送る。コーチの一人は「新井貴は上半身と下半身がバラバラになってしまう傾向がある。上半身の力が勝った状態で打つと、打球にドライブの回転がかかることが多い。手応えはあるんだけどフェンス前で沈んでしまう。おかしいな、と思ってどんどん上半身に力が入って悪循環に陥る」と分析。そこで「上半身と下半身をうまく連動させるためには股関節の柔軟性が重要。股関節が硬いと下半身の力を上半身にうまく伝えることができない。もともと新井貴は全体的に体が硬いところがあるし、年齢的にもどんどん硬くなっていく。今まで以上に股間の動きを意識する必要がある」と指摘する。

 

 すでに新井貴も「しゃかりきに振るのではなく、下半身の力をしっかり上に伝えられるようにしたい」と課題を認識しており、首脳陣の「股間アドバイス」はタイムリーだ。

 

 来季の目標を「自分の中で“おかしいな”という思いを払拭したい。30本ぐらいは打ちたいとずっと思っている。来年中には300本を打ちたい」と気合満々に明かした新井貴。

 

「故障していた右肩も完治した。今はしっかりとバットが振れている」と体調面の不安も払拭されており、“主砲”が完全復活となれば得点力不足というチームの課題も解消される。

 

 V奪回の鍵は新井貴の「股間」が握っているのかもしれない。