中村紀プロテクト漏れ濃厚

2013年12月09日 16時00分

プロテクトリスト漏れが濃厚視される中村

 DeNA・中村紀洋内野手(40)のプロテクトリスト漏れが濃厚となった。チームは阪神からFA宣言していた久保康友投手(33)を獲得。人的補償のプロテクトリストを作成中の高田GMは「(28人枠から)当落線上の2~3人が難しい」と頭を悩ませているが周辺の話を総合すると、そのうちの1人として線上にいるのが中村だという。

 

「三塁手として守備力の高いバルディリス(前オリックス)の獲得がほぼ決まり、ノリ(中村)のポジションがなくなった。一塁手も打撃2冠のブランコがいる。ノリの居場所はない」(球団関係者)

 

 今季のバルディリスは打率2割8分9厘で17本塁打、91打点。中村の今季打撃成績(2割8分1厘、14本塁打、61打点)を上回るだけでなく、守備率も9割6分5厘と鉄壁だ。まだ獲得には至っていないものの、中畑監督が早くも「アイツ(バルディリス)は相当やってくれる」と期待を寄せるほど。中村も「堅守」として名高いが、右ヒザに爆弾を抱えていることからバルディリスに比べれば難があると言わざるを得ない。

 

 そして久保獲得のプロテクトで手厚くなるのは、やはり投手陣。層を厚くしようと補強したにもかかわらず、他の投手をリストから外すのは本末転倒だからだ。若手はもちろん、今季阪神に4勝0敗だった虎キラーの左腕・藤井も「8月24日に痛めた左ヒジは完全に治った」(前出の関係者)ことでプロテクト入りが確実。不惑のベテラン野手には“投手陣優遇”のしわ寄せが及ぶ格好となりそうだ。

 

 しかも中村は日本シリーズ中に球団側から「5000万円+出来高で合意しなければ戦力外」と“肩叩き”同然の仕打ちも受けている。場合によっては、年の瀬に風雲急を告げる可能性が出てきた。