「涌井お買い得」メジャーが獲得調査

2012年07月20日 18時00分

 メジャーリーグの複数球団が極秘裏に西武・涌井投手の獲得調査を進めている。あるア・リーグ球団スカウトは「彼の場合、今後の状況次第で米国行きの可能性も出てくる。何かあった時にすぐ対応できるよう球団にスカウティングリポートは上げている」と明言した。

 この時期の調査は今季中に海外FA権を取得する選手や、昨年のダルビッシュのようにポスティング移籍の可能性のある選手の現状チェックが通例。しかし、一部のメジャー球団がマークする涌井は微妙な状況に立たされている選手だ。先日の写真誌醜聞騒動で西武から「無期限謹慎」という厳罰処分を受けるなど、これまでの行状と合わせコンプライアンス上の理由で今オフにトレードされる可能性がある。

 もちろんトレードがまとまらないケースも考えられるが、それでも放出せざるを得ない場合はポスティング、または自由契約という形で海を渡る選択肢が急浮上しても不思議ではない。こうした流れを想定して一部のメジャー球団は「ヒデアキ・ワクイ」のスカウティングリポートを作製しているわけだ。

「評価は非常に難しい投手。ずば抜けた球種があるわけではないし、特徴らしい特徴もない。先発で獲るところがあったとしてもマリナーズ・岩隈程度の評価(年俸150万ドルの1年契約)が妥当。リリーフとしてほしい球団はあるかも。ただ、だからこそいい投手を安く獲得できる状況が生まれる」(前出スカウト)

 西武にとって〝お荷物〟でも、メジャー側から見れば涌井は〝お買得〟の投手のようだ。