巨人OB会・柴田副会長が大竹に注文

2013年12月09日 11時00分

原監督の期待は大きい大竹(右)だが…
原監督の期待は大きい大竹(右)だが…

 広島からFA宣言し、巨人に入団した大竹寛投手(30)に、巨人OB会副会長・柴田勲氏(69)が注文をつけた。

 

 大竹にはチームからの期待も高く、原監督が「野球少年がそのまま大きくなったような選手。15勝はしてほしい」と言えば、大竹も「背番号ぐらい勝ちたい」と自己最多の11勝を上回る17勝を目標に掲げるなど、日本一奪回に向けてのピースになるべく、強い決意を示している。

 

 しかし、柴田氏は「広島で10勝したというけど、では巨人で10勝、15勝できるかというとちょっと疑問視かな」と不安を投げかけた。

 

 根底にあるのは、置かれた環境の違い。「お家事情というのもあるだろう。広島だから投げさせてもらえたというのもあるのではないか。何とかして、使わなくてはいけないチームと、使わなくてもいいチームの違いはある」と言い切った。

 

 当然、大竹は戦力的に必要と判断されたからフロントも獲得に動いたわけだが、それでも巨人には先発候補として、澤村や小山、笠原といったイキのいい若手も多く、広島と比べて戦力は上。まずはそれらの選手と先発ローテーションの座を奪い合わなければならない。競争の激しさからして広島とは違うのだ。

 

 またもう一つ、柴田氏が気にしているのは大竹の防御率だ。今年は10勝10敗、防御率3・37に終わった大竹について「年間10勝はしているが、防御率が2点台とかじゃない。そういった投手をローテーションに加えるのはどこまで(首脳陣が)我慢できるのかというのもある」。不安定な内容の試合が数試合続き、原監督が辛抱できなければ、たとえローテーション入りできたとしても、その座を守ることすら危ういだろう。

 

 来季の巨人については「普通にやれば(他球団に)負けるわけはない」と柴田氏。その輪の中に大竹は最後までいられるか。