阪神「新・代打の神様」筆頭候補は新井貴

2013年12月02日 10時00分

豪快なスイングの新井貴が新「代打の神様」筆頭候補だ
豪快なスイングの新井貴が新「代打の神様」筆頭候補だ

 阪神の「新・代打の神様」の最有力候補として新井貴浩内野手(36)に熱視線が注がれている。新助っ人のマウロ・ゴメス内野手(29=ナショナルズ)の加入で来季は代打要員となることが濃厚。「勝負弱い」イメージが先行しているものの、チーム内では代打での大変身を指摘する意見も出ており、引退した桧山進次郎氏(44)の後継者としての期待が急速に高まっている。


 今季は一塁手として131試合に先発出場した新井貴だが、新4番候補のゴメスは守備力に大きな不安があるため一塁が定位置となることが確実だ。もちろん新井貴は一塁を譲るつもりはないものの、現段階の首脳陣の構想では代打要員となっている。


 ただ、今季の代打成績は8打数1安打。試合の勝敗を左右する場面で凡退することも多く、チャンスで起用される代打としての能力は疑問視されている。そんな中、球団関係者は「最大の問題はチャンスになると気持ちが入りすぎて空回りしてしまうこと。ただ、代打に専念できるとなれば気持ちの準備もしっかりとできるようになるし、この課題も解消されるのではないか」と期待する。


 コーチの一人も「もともと不器用で来た球をガムシャラに打つというタイプなんだけど。1打席勝負の代打では、こういうタイプの方が結果が出ることが多い。長打力もあるし実績もあるから、投手に与えるプレッシャーも大きいはずだ」と分析している。


 ここ数年はチャンスで凡退することが多いことから評価を下げている新井貴だが、代打という新天地で新たな魅力が引き出されることが期待されているのだ。


 さらに、ムードメーカー的な存在でもあることで「新井貴が打てばベンチも盛り上がる。試合の流れを一気に変えることができる選手」と起爆剤としても注目されている。今季限りで「代打の神様」と呼ばれた桧山氏が引退。広島、阪神で4番を経験するなど実績のある新井貴に代打の切り札としての期待が高まるのは当然だろう。今季の成績はレギュラーとして打率2割6分7厘、15本塁打。来季は甲子園の新神様として“ひと振り勝負”でチームに貢献する。