中日白旗「中田賢は阪神」3つの決め手

2013年11月16日 16時00分

ソフトバンクとのFA交渉を終え取材を受ける中田賢一

 中日からFA宣言した中田賢一投手(31)が15日、名古屋市内のホテルでソフトバンクと初交渉した。約1時間半の交渉を終えた中田賢は「来てほしいという意思を感じたし、全てにおいていい評価をしてもらえた」と笑顔。阪神からも正式な連絡を受けたことを明かしたが、福岡出身とあってこの日は「契約内容よりも地元の話とか、環境面がどうなのか、質問が聞けて良かった」と有意義な内容だったことをうかがわせている。

 

 しかし、中日内では「ウチに残ってほしいけど、賢一が最終的に選ぶのは阪神だよ」の声がもっぱらだ。その理由は3つ。まず、この日の交渉の席でも「先発したいです」と訴えたように、中田賢には先発への強いこだわりがある。それなりの駒が揃っているソフトバンクに対し、阪神はもっか先発として計算できるのは能見、藤浪、メッセンジャーぐらい。「移籍しても活躍できる場がなければ意味がない。先発不足に困っているのは阪神だし、ソフトバンクでは難しいとされている“先発手形”だって阪神は出すみたいだからね。それが決め手になるはず」(中日関係者)

 

 続いて中田賢の非凡な打撃センスだ。今季は24打数6安打で打率2割5分、2打点をマーク。あるナインは「彼は打撃が好きだし、自信を持っている。DH制のパ・リーグだと打席に立てないのでソフトバンクは選ばないはず」と推測する。

 

 また、中田賢が「セだったら新幹線だけで移動できるので、ソフトバンクさんには移動の仕方とかの話を聞いた」と話したように遠征移動の問題も指摘される。福岡が本拠地とあって札幌、仙台、関東はもちろん、大阪移動さえ飛行機を利用するケースが多く、中日関係者は「遠征のたびに慣れない飛行機に乗らなくてはいけないことを不安がっているのでは…」と見ている。

 

 予想が的中なら来季は中日・落合博満GM(59)が評した“暴れ馬”に苦しめられることになるかも…。