小笠原獲得の本命・中日が心配する「ファンの反発」

2013年11月12日 16時00分

 FA権の行使を表明した巨人・小笠原の獲得が有力視される中日で、ファンの反発を警戒する声が出始めている。退団した井端弘和内野手(38)への同情論が湧き上がる契機になるのではというのだ。


 事実上の戦力外で井端の退団が決定したのは今月4日。中日一筋で常勝軍団の一翼を担った功労者へのあまりに冷たい仕打ちに映ったただけに、球団はファンからの批判が殺到するだろうと覚悟していた。ところが5日、フタを開ければ結果は意外なものだったという。

 

「苦情電話は全く来なかったわけじゃないけど、ほんの数件。はっきり言って肩透かしだったね」(球団関係者)


 球団ばかりではなく親会社の中日新聞社にも、ほとんど抗議の電話はなかったようで「ファンの人は、今まで散々いい思いをしてきたから、いいじゃないかという気持ちがあるみたいだね。今までがもらいすぎという声もあるね」と、球団関係者は分析する。


 事実上の戦力外とはいえ、球団から井端への提示は年俸3000万円(推定)とみられ、イメージ悪化を恐れていた球団にとって“ノークレーム”は思わぬ“幸運”になったわけだ。


 しかし、小笠原の獲得で流れが変わることになりかねないという。「巨人の半ば戦力外となった選手をFAで獲得するなんて、普通はあり得ないだろう。もしそんなことになったら『他球団の選手にそこまでのことをするのに、何で中日一筋の井端には、あんな仕打ちなんだ』ってファンが怒るよ」とチーム関係者。寝た子を起こすことにならなければいいが…。