内川重症20打席無安打で鷹5割復帰ならず

2012年06月29日 12時00分

 ソフトバンクが28日のオリックス戦(ヤフードーム)に1―5で逆転負けを喫した。打のキーマン・内川が20打席連続ノーヒットに倒れるなど元気がなく、得点は柳田のプロ初打点となる1点のみ。今季、自責点0を継続していた大場が26イニング目となる7回に失点して逆転を許すと、岡島が27試合目にして初失点を喫するなどリリーフ陣も負の流れを食い止められなかった。勝てば勝率を5割に戻すチャンスを逃した。

 

 好投を続けていた先発・大場が突如崩れた。1点リードの7回、先頭の李大浩に左前打を許すと、続くT―岡田に同点の中越え適時二塁打。さらにバルディリスに左翼フェンス直撃の適時打を浴びた。

 今季は右肩痛で大きく出遅れた。10日の阪神戦で6回無失点で今季初勝利を飾ると、続く17日のDeNA戦でも6回無失点で連勝。「出遅れた分、全部勝つつもりで投げたい。全部勝てば2ケタは無理な数字じゃない」と強い決意で臨んだ登板だった。この日の大場は6回までオリックス打線を2安打2四球無失点。今季25回を投げて自責点ゼロの快投を演じていた。しかし、今季最長となる7イニング目に落とし穴が待っていた。

 打線はオリックス先発・西に粘られた。2回、二死二塁から若武者・柳田がプロ初打点を挙げる中前適時打を放ち先制に成功したが、追加点が遠かった。逆転された直後の7回には柳田、高谷の連打で一死一、三塁のチャンスを作ったが、1番・明石が浅い左飛で凡退。本多の四球で二死満塁としが、好調をキープしている松田が二ゴロに倒れた。

 低迷する打線の中で心配なのが内川だ。前日27日に続いて定位置の3番ではなく5番に座ったこの日も4打席凡退で20打席連続ノーヒット。昨季、打率3割3分8厘で首位打者とMVPを獲得した安打製造器が打率2割6分1厘に苦しんでいる。スランプ知らずと思われたポイントゲッターのまさかの不振。「周囲から打って当たり前と見られる中で結果が残せずに責任を感じてしまっている。内川も今年で30歳だし、川崎が抜けてチームを引っ張らなければいけないという思いもある。若いときのように自分の成績だけ考えていればいいわけではない。とにかく乗り越えてもらうしかない」(チーム関係者)。

 勝てば5割復帰となった大事な試合で悔しい敗戦。今日29日からの3位・楽天戦(Kスタ宮城)で巻き返しとなるか。