王会長が助っ人補強へ大号令

2013年10月29日 11時00分

秋山監督(右)と話す王球団会長

 助っ人補強の号令だ。ソフトバンクの王球団会長が28日、ヤフオクドームの秋季練習に姿を現し、来季の巻き返しに向けて外国人獲得に本腰を入れる考えを明かした。今季パ・リーグを制した楽天はジョーンズ、マギーの助っ人コンビが核となり打線をけん引。一方のソフトバンクは助っ人で4番を固定できなかった。その差を埋めるため、球団はオリックス・李大浩ら“実力派”を国内外問わず調査しており、最善の策を講じる方針だ。

 

 V奪回を目指す王球団会長が、打倒・楽天に向けて“AJ・マギー級”の頼れる助っ人打者の補強を明言した。

 

 王球団会長はペーニャ、陽、ファルケンボーグ、パディーヤの4外国人が抜けた穴埋めについて「今はドラフトが終わったばかりだからね。これからどんどんね」と本格化を示唆。

 

「今年は残念だった。楽天に比べて外国人がね。その差は歴然としていたからね。手を打てるところは打っていかないといけない。その中で最善の策を講じていかないとね」。助っ人コンビが打線の核となって初のリーグ優勝を飾った楽天を例に出し、大型補強の必要性を訴えた。

 

 今季12球団トップの破壊力を誇った鷹打線だが、ポイントゲッターとなる不動の4番を置けず1点差ゲームに泣いた。4番打者こそが最大にして唯一の補強ポイント。候補としてはオリックスの李大浩にも熱視線を注いでいる。

 

 あくまでも調査中の段階だが「外国人で4番を固められていたら打線の厚みが違っていたというのがある。(李大浩には)実績がある」(球団関係者)。

 

 昨オフにはメジャー球宴にも出場した大物助っ人・ラヘアを獲得したものの、日本野球への適応に苦労した。

 

 チーム特有の選手層の厚さもあり、慣れるまで固定して起用することも難しかった。

 

 王会長も「(リストに入っている選手の)ビデオは見たし参考にするけど、日本の野球に適応できるかどうかが大事だからね」と話す。オリックスとの交渉次第となるが、日本国内で4番としての実績を持つ李大浩は魅力的だ。

 

 果たして“新4番”は国外から獲得することになるのか、それとも国内で結果を残している選手となるのか。ソフトバンクは常勝軍団の再建へ、あらゆる可能性を見据えて最善の補強作業を進めていく構えだ。