中畑監督「釈明会見」はウソ

2012年06月28日 14時00分

 巨人・原辰徳監督(53)の1億円スキャンダルが、ついに球界を巻き込む大騒動に発展した。28日発売の週刊文春が「原監督に元暴力団員を仲介したのはDeNA・中畑監督だった」との衝撃疑惑を報道したのだ。

 原監督を恐喝した元暴力団員のK氏との関係について、中畑清監督は「K氏は駒大の後輩の父兄の一人」と面識があったことは認めた。問題の〝仲介疑惑〟には関与を否定した。

 DeNA・池田球団社長は中畑監督から事情を聞いた上で報道陣の取材に応じ「K氏と言われる人は駒大の後輩の父兄で、広く付き合っている中の一人として接したことがあるが、反社会的な人という認識は全くないということだった。球団としては全く問題はない。監督は現場の責任者、巻き込まないでください」と処分する考えがないことを明言した。

 この動きを受け、スキャンダルの発端となった巨人では、原沢球団代表が原監督に代わってマツダスタジアム内で会見。「原監督も球団も、中畑さんが仲介役を果たしたとの認識は持っていない」と話した。だが09年に原監督から事情聴取した際、中畑監督の名前が出なかったのかとの質問に対しては「当時どうだったかとか、あったかなかったかも含めて申し上げられない」と語った。

 DeNAの対応はこれまでの巨人にならった形だ。しかし両監督の立場は決定的に異なる。見ず知らずの男から突然恐喝された原監督は〝被害者〟だが、中畑監督は違う。会見ではK氏と面識があったことを認め、原監督の女性問題に関して事前に相談されたことを明かした。「関与したらまずい」という感覚があったということは、つまり恐喝事件に発展することを認識しながら、見過ごしたことになる。
 また中畑監督が、K氏を元暴力団員と認識していたかどうかは別として、原監督の恐喝に加わった人間とその後も交際を続けていたとすれば、監督という立場からして道義的にアウトだろう。

 中畑監督は「そのあといろいろあったように書かれているけど一切ない」と、恐喝事件が起きた06年以降はK氏との関係が続いていることを否定したが、それはウソだ。1年後の07年12月には、現役プロ野球選手であるK氏の息子の結婚式に出席。単なる勘違いで、事実をねじ曲げる意図はなかったにせよ、疑惑の核心部分での「うっかりミス」は許されない。今後さらに交際事実が明るみに出るようなら進退問題に発展するのは間違いない。

 

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