明石が止めた屈辱のゼロ行進

2012年06月28日 12時00分

 やっと「0」が止まった! ソフトバンクが27日のオリックス戦(ヤフードーム)に4—1で勝利した。23イニング得点のなかった打線が中盤の5回に一挙4点を奪い鮮やかな逆転。3番に松田を起用する打線へのテコ入れがズバリ当たった。エース・摂津は初回に先制を許しながらも尻上がりに調子を上げ、8回を2安打に抑える圧巻の投球で7勝目をマークした。

 1点を追う5回、スコアボードにゼロを並べていた眠れる鷹打線が一気に火を噴いた。二死二塁から9番・細川が遊撃手・大引の失策で出塁。オリックス先発のマクレーンから一、三塁のチャンスを作る。続く明石の打ち上げた打球がスライディングキャッチを試みた左翼手・T—岡田の前にポトリ。「何とかしたいという気持ちでした。落ちたところがよかったとしか言えませんが、粘ったかいがあったのかもしれないですね」(明石)。ボールが後ろに転々とする間に2者が一気に生還した。

 さらに本多が四球で続くと、ここで打席は大スランプの内川に代わって3番で起用された松田。「健志(明石)が打ってくれたので、つないでいこうと思ってました。これで勢いづいてきましたね」。チーム全体が貧打にあえぐ中、結果を残している若き大砲が、この日3安打目となる中前適時打を放つ。4番のペーニャにも中前適時打が飛び出し、この回一挙4点。この日も4タコに倒れて16打席連続無安打となった内川が復調すれば、さらに打線の勢いも出てきそうだ。

 これでリーグ戦に戻ってから3勝1敗1分け。ついに借金を1とした。首位・ロッテまでのゲーム差は6。リーグ3連覇へ巻き返しが始まった。