無風の中日…来年は「落合スカウト」出陣で波乱必至

2013年10月25日 16時10分

谷繁監督(右)とともにドラフト会場入りした落合GM

【2013ドラフト】中日のドラフト会議(24日)は意外なほど無風に終わった。落合博満GM(59)は、かつての監督時代に土壇場でそれまでのスカウト方針をひっくり返したことがたびたび。そのため「すんなりいくかどうか」と心配の声が出ていたが、結果は「スカウトに任せてくれていた。とてもスムーズにいったよ」(スカウトの1人)と拍子抜けするほど順調だった。

 谷繁元信新監督(42)の「将来のドラゴンズに向けて若くて可能性のある人を獲ってください」との要望で桐光学園・松井裕樹投手(17)を1位指名。クジに敗れ、次に外れ1位に指名した聖隷クリストファーの鈴木翔太投手(18)もすべて谷繁監督、落合GM、スカウト陣の全会一致で決まったという。スカウト会議を終えた落合GMは「十分です。これだけ順調に獲れれば。誰1人として必要としていない選手はいない。欲しい選手はみんな獲れた。そう理解すればいいんじゃない」と、らしいコメントで初仕事を振り返った。

 もっとも今年が“無風”だったからといって、それが続くとは限らない。スカウトの1人は「来年はそうはいかないんじゃない」とみている。落合GMが編成会議の中で「来年は(自身を)スカウト登録をして地方の球場も自分で見に行く」と宣言したからで「今年は全く見ていないからスカウトに任せてくれた。でも、来年は自分の目で見るつもりでいる。今年のようにはいかない」というのだ。

 来年のドラフトでは“落合スカウト”が全国行脚で見つけ出した金の卵を“オレ流指名”。無風だった落合GMのドラフト第1弾は嵐の前の静けさということになるかも。