榎田「先発転向」を他球団が警戒

2012年06月30日 12時00分

 阪神が26日の中日戦(ナゴヤドーム)に1—3で敗れ、また勝率5割を切った。打線が沈黙しての負けとなったが、そんな中、明るい材料は〝元守護神〟久保田智之(31)の復活。7回1イニングを打者3人でピシャリだ。これに他球団007はピクピク。セットアッパー・榎田大樹(25)の先発転向があるのではないか、と警戒し始めた。
 
 忘れられかけていた〝元守護神〟が健在ぶりを見せつけた。7回に3番手で登板し、6番井端を二ゴロ、7番高橋周を150キロの直球も交えて空振り三振、8番谷繁も遊ゴロ。昨年7月16日の横浜(現DeNA)戦以来の一軍マウンドで結果を残した久保田は「投げられてホッとしてます。150キロ? よかったと思います」。山口投手コーチは「球がシュート回転していなかった。かなり駒として力になる」と復調に太鼓判を押した。

 この久保田のカムバック劇にピクッとなったのが他球団サイド。理由はこのまま久保田がリリーフ陣の柱にまで戻れば、シーズン後半にも榎田の先発転向があるかもしれないと見ているから。右膝故障で離脱中の守護神・藤川の復帰時期との兼ね合いもあるが、とにかく榎田先発だけは嫌だという。

「榎田は(回数を絞って全力で投げる)力投型とは違うから、あのペースで長い回を投げられそうだし、もし先発となれば(能見、岩田と)左(の先発が)3枚になるのでやりづらくなるからね」(ある球団007)。

 久保田は1試合に投げただけ。まして藤川不在で榎田が代役ストッパーを務めている中での他球団の大警戒。ちなみに榎田はすでに〝先発型調整〟を行っているそうで「できるだけ(試合前練習に)早めに出てきてランニングを多めにしたりしてます。(シーズン途中の)いつでも(先発に)行けるように、という感じでいます」と話しているが、果たして…。