広島〝コイの新打線〟はつらつ

2012年06月27日 12時00分

 広島は26日の巨人戦(マツダ)で、若手中心の新打線が大活躍。中でも新4番・岩本は3号2ランを含む4打数3安打3打点と存在感を見せつけた

 赤ヘルの新4番・岩本(写真)が大爆発だ。初回二死三塁のチャンスに打席に入ると、内角高めの直球をフルスイング。「上手く回転して打てた」という打球は一直線に赤ヘルファンで埋め尽くされた右翼スタンドに突き刺さる3号2ランとなり、先制に成功した。しかし、これで満足する4番ではない。

 3回にも安打を放つと5回一死二塁では二塁手の頭を越える適時打。これで2試合連続猛打賞をマーク。初回の本塁打で14試合連続安打とした。思い切った打撃改造がいまの好調の要因になっている。

 一昨年は右足を上げない「ノーステップ打法」でブレイク。14本塁打を放つなど期待されたが、昨季は活躍できずに60試合の出場にとどまった。そして心機一転、今季は通常の足を上げるスタイルに変えたことが、いまのいい結果につながっている。

「(一昨年のときよりも)今のほうが信じていけているかなと思う。一ついいものを見つけられた」。試合前のフリー打撃が終わったあとも外野で素振りを続けるなど、いい感覚を忘れない努力も欠かさない。


 そんな主砲に続けと他の若ゴイも奮起。4回には堂林が本拠地初本塁打なる7号ソロを放った。野村監督のスタメン起用に無我夢中で応える若武者は「今は強いスイングをイメージしている。きれいに振り抜けたから打った瞬間、いったと確信できた」とニンマリ。天谷も2安打を記録し、連続試合安打は15となった。

 投げては大竹が走者を背負いながらも、緩急を生かした粘りの投球で7回を2失点に抑えてチームトップタイの7勝目を挙げた。