〝タダ乗り〟したヤツごまんと見た

2012年06月29日 12時00分

 ヤクルト・伊勢孝夫総合コーチ(67)が〝昭和理論〟で、巨人・原監督の女性スキャンダル問題を一刀両断した。

 伊勢コーチは原監督のスキャンダルについて「ワシに言わせれば、あんなん、なんちゅうことはないわ」。昭和の時代から球界を渡り歩いてきただけに、今回の問題には黙っていられなかった。

 事の発端となった1988年ごろの野球界は今以上に華やかで、さらにそれより以前から野球選手に色恋沙汰はつきものだった。伊勢コーチは「元は何十年も前の話やろ。そんなんつついたらきりないわ」と眉間にシワを寄せると、巨人コーチ時代に仕えた敵将を援護射撃した。

「行為自体や相手の問題はともかく、原監督はちゃんと自分でカネを払ったやないか。オンナともめても自分はカネも払わず〝タダ乗り〟して逃げたヤツをごまんと見てきたよ。今回も原監督のカネに守られたヤツがいたんとちゃうんか?」と笑い飛ばした。

 また原監督の問題以上に伊勢コーチが気になったのが、西武・涌井の女性スキャンダルに対する球団の対応だという。「あの処分はかわいそうやろ、独身なんやし。土井さん(正博ヘッド兼打撃コーチ=68)には『アンタも昔は派手に遊んでたんやろ?』って言ったんや。そしたら『何を言うかっ!』って本気で怒られたけどな。今はなんでもかんでも目くじらたてて嫌な時代やな…」

 今回の騒動に世間の反応は様々だが、伊勢コーチが語るように、かつて球界には豪傑がゴロゴロいた。今や少なくなった〝昭和の男〟の目には、ささくれだった平成の球界模様が寂しく映っているようだ。