福留「DeNA本命」2つのワケ

2012年06月26日 18時00分

 ホワイトソックスから事実上の戦力外通告を受けた福留孝介外野手(35)の移籍先の有力候補として、中畑監督率いるDeNAが急浮上している。

 故障者リスト(DL)からの復帰を目指し、球団側のスケジュールに沿って3Aで調整していた矢先に、いきなり〝クビ〟を突きつけられた。それでも福留は「決まったことをあとでとやかくいっても仕方がない」とベテランらしく淡々とこの事態を受け止めていた。

 今後はメジャー他球団への移籍を基本線にして新天地探しを行うことになるが、シーズン途中ということもあり、条件に合う球団と契約できる望みは薄いといわざるを得ない。もし良い移籍先が期間中に見つからない場合は、このまま日本球界に復帰する道を選択する可能性が濃厚だ。

 これまで古巣・中日と阪神、DeNA、楽天が福留に興味を示していた。そのうち阪神は若手育成とドラフト重視の戦略に方針を転換。残り3球団は福留獲得に動き出せるようスタンバイしている。これらの球団がオファーを出した場合、福留がそれを受ける可能性が高いのは①DeNA②中日③楽天だという。

「DeNA本命」の理由は出場機会と信頼できる人間関係があること。

 近い関係者は「ホワイトソックスの扱い(第4の外野手)を受けて何より本人が常時、試合に出られる環境を求めている。古巣の中日はもちろん有力候補だがそれよりもDeNA。そこに中日時代から深い信頼関係を築いている友利投手コーチがいることも大きい」と語る。

 楽天には中日入団時の恩師である星野監督がいるが、福留が選択する可能性は低そうだ。前出の関係者は「川上憲伸もそうだったが、メジャーに行って米国の自由な雰囲気に触れた選手は皆、日本的な縦の人間関係を敬遠するもの。選択肢がなければ別だが、あるのならわざわざ選ばない」と根拠を語った。