「落合GM」オレ流補強はこの3人

2013年10月11日 11時00分

GMに就任する落合氏

 中日は、来季から谷繁元信捕手(42)が選手兼任監督に、球団初のGMに落合博満元監督(59=評論家)が就任することを正式決定した。2011年までの監督在任8年間で球団史上初の連覇を含むリーグ優勝4回、日本一1回のらつ腕を発揮した落合氏には、早くも周囲が“オレ流補強”を注目している。V奪回に向けて新GMが熱視線を送るのは、ズバリ3選手だ。

 

 GMに就任する落合氏について白井文吾オーナー(85)は「有能な人。戦術面でまず力を発揮してもらったり、チームの編成とかね。GMの役割は非常に大事」と期待を寄せる。球団内でもオレ流選手補強に注目しており、具体的に3選手の名前が浮上している。

 

 1人目はヤクルト・相川亮二捕手(37)だ。中日関係者は「ウチにとって相川の獲得は打ってつけ。近年の谷繁は全試合でのフル出場は難しいし、休養日をつくりながら出場している。まして監督もやるわけだから相当大変なはず。そこらへんは落合さんも考えて相川だけは絶対獲得してほしいと要望する可能性は高い」と見ている。

 

 相川は取得済みのFA権の行使については態度を保留中で「使ってもらえないなら考えないといけない」と移籍も視野に入れている。そもそも2008年に横浜(現DeNA)からヤクルトにFA移籍したのは尊敬する宮本を慕ってのものだった。「(昨季に再取得した)FA権を行使しなかったのは宮本に義理を立てていたからだと思う。今季限りで宮本は引退するし、相川にとったらそういう気遣いはなくなった」(別の関係者)と条件も揃っているという。

 

 6月に国内FA権を取得した西武・涌井秀章投手(27)もターゲットの1人だ。度重なる女性問題や成績不振でイメージを悪くしてしまったが、かねて落合氏はその実力を高く評価していた。3年前に交流戦で対戦した際には「涌井っていいピッチャーだな。一切表情に出さない。(感情を)表に出す選手が多い中、淡々と投げている。久々に見た」とベタ褒めしたこともあった。それだけに中日関係者は「あの落合さんが、あそこまで他球団の選手を持ち上げたのは異例なこと。能力がありながらその球団でくすぶっているような選手を獲ってきて使うのがうまいところがあるし、落合さんの一押しで涌井の中日移籍は十分あるよ」とみている。

 

 3人目は巨人の戦力構想から外れる公算の高い小笠原道大内野手(39)だ。年齢的な衰えは隠せないものの、現役続行には意欲的。しかも落合氏と小笠原は日本ハム時代から“師弟関係”とあって「浪人生活を送っていた中村紀(現DeNA)を拾って再生させた実績もあるし、小笠原も新GMのアドバイスを受けてかつての打棒を取り戻せば、まだまだ復活できるはず」(別のチーム関係者)と期待する。オレ流GM補強が、かつての強い竜を復活させることができるか。