戦友・大越氏が小久保を祝福

2012年06月28日 18時00分

 ソフトバンクの小久保裕紀内野手の「2000安打達成」の快挙を自分のことのように喜んでいるのが、ダイエー時代の同僚で山口・早鞆高校野球部の大越基監督(41)だ。同校を今春のセンバツ出場に導いた指揮官は、同級生の鷹の主将へ思いをつづった。


おめでとう。同級生として、ホークスで戦った仲間として、誇りに思うよ。あと1本で離脱なんて珍しい。でも、何度も故障しながら現役を続けている小久保らしいといえば、小久保らしいよ。

 野球にひたむき。練習量が半端なかったもんな。高知キャンプの時、チームで朝一番に球場に来て、最後までティー打撃に励んでいた。俺とかはやっぱり帰りたいから帰っていた(笑い)。早鞆高校の教え子にも、自分はダメな例で、小久保を見習うよう教えてるよ。

 なあ覚えてるか? 2000本安打まであと200本くらいだった、2年ほど前に話したこと。「2000本達成したらこっちも励みになる。絶対お祝いしよう」って。当時、俺はもう早鞆高校に着任してて、おまえは相変わらずバリバリの主力だった。「ありがとな」って言ってくれた。

 毎年12月、中洲で会って飲んでる。今年は俺もセンバツに行けたし、お互いにいい年。同級生の鳥越(ソフトバンク一軍内野守備走塁コーチ)、田之上(ソフトバンク二軍投手コーチ)とも話して、お祝いの会を企画してるぞ。パーッと飲んでパーティーしようぜ。

 4月26日の西武戦前、ヤフードームにこっそり行って、通路で待った。センバツ出場を祝ってくれて、部員にスポーツ飲料を差し入れてくれた。そのお礼をしようと思って。ただ、ほとんど会話できなかった。おまえ、つらそうだもん。話しかけようとしたら「またオフな」って。腰痛やらいろいろ抱えて満身創痍だろう。俺も「OK、OK」としか言えなかったよ。

 だから色紙は小久保のロッカーに置いてきた。「差し入れありがとうございました」「2000本に向けてがんばってください」とか書いてあっただろ? 俺の部員が書いてくれた。お金じゃ買えない、気持ちがこもったモノなら、おまえも喜んでくれるからな。

 まだ現役。一本でも多く打って、子供たちに夢を与える存在でいてくれたらうれしいよ。