CS第1戦は負け決定? “風評被害”に燃える虎

2013年10月08日 11時00分

気合十分の和田監督

 終盤戦になって苦しんだが、何とかレギュラーシーズンを2位で終えた阪神がクライマックスシリーズ(CS)ファーストステージ(12日開幕、甲子園)に向けて「何としても勝つ!」と闘志満々だ。逆転日本一を目指す虎をさらに燃えさせているのは屈辱的な“風評”。そのうっ憤をCSで晴らしたいという。

 

 

 CSファーストステージの相手は広島。和田監督は「とにかく、もう一回、巨人と勝負する」と広島を撃破してシーズンで成し得なかった打倒巨人をCSの舞台で果たそうと意気込んでいる。その思いはナインも同じだ。ただし、打倒巨人以外にも負けられない理由がある。それが屈辱的な“風評”を覆すことだ。

 

 ある選手が怒りの表情でこう話す。「(CSファーストステージ)第1戦で広島はマエケン(前田健)を先発させるみたいだけど、もう、ウチが負けみたいなことをちょくちょく言われる。OBにまでね。なかには『第1戦は捨てて2戦目以降で勝つしかない』なんていう人もいる。やってみなきゃ分からないのに!!」

 

 今季、阪神は前田健に対して1勝4敗。45イニングで2点しか奪えていない。そんな大天敵なのだから、評論家やファンが第1戦の厳しい戦いを予想するのも無理はないが、虎ナインにとっては気分がいいわけがない。戦う前から負け的な空気が許せず「何としても勝つ!」となっているという。

 

 ほかにも虎ナインは「広島以下4球団が弱すぎるから阪神は2位になれた」「阪神の得点力が(昨季411点から今季526点に)上がったのはボールが変わったおかげ」と言われることもあるという。いずれも聞き捨てならない話で努力の結果をことごとく外的要因のおかげとされてはたまらない。「そういうのをちょくちょく言われましたけど、僕らだって頑張ったのに腹が立ちますよ」「そういうのもひっくるめて、CSを爆勝してうっ憤を晴らします」と闘志を燃やしているのだ。

 

 マエケンに負けてたまるか! 俺らを見下した人たちをギャフンと言わせよう! CSに向けて虎は一致団結だ。