ミスターがピンチの原監督と会談

2012年06月24日 12時00分

 スキャンダル報道に見舞われ大ダメージを受けた巨人・原監督を救え!と、ついにあの人が動いた。長嶋茂雄終身名誉監督だ。23日のヤクルト戦開始前に東京ドームを訪れると、監督室で原監督と会談。具体的な内容については明かさなかったが、愛弟子を激励したことは間違いない。陰では口数も少なくなり物憂げな表情を浮かべることが多くなったという原監督はミスターの熱い激励で、持ち前の元気を取り戻せるか――。

 かわいい後輩・原監督の大ピンチに、いてもたってもいられなくなったのだろう。長嶋氏は午後5時前に東京ドーム入りすると、すぐさま原監督と監督室にこもり、約20分間も話し込んだ。会談を終えて姿を現したミスターには報道陣が殺到。どんな話をしたのかと質問されると「えへへっ」と意味深な笑みを浮かべたあと「今日は野球の話だよ。野球の話。OK」とだけ言い残し、足早に球場を後にした。

 

 交流戦優勝を飾ったばかりのチームに〝喝〟を入れなければならない理由は見当たらない。仮に「野球の話」が目的だったとするなら、これまでの長嶋氏の行動パターンからすると選手にも直接メッセージを送ったはず。この日の行動は原監督を励ますためだったと考えるのが自然だ。

 スキャンダル発覚後、ファンから厳しいヤジが飛ぶことはない。だが試合中にグランドを見つめる原監督の表情はどこか物憂げに映った。球団関係者も「みんなの前では務めて明るく振舞おうとしているけど、陰ではめっきり口数が減って、元気がない。それを見ているのがつらい」と打ち明ける。そんな話がミスターの耳にも届き、今回の行動となったのだろう。


 今回の騒動で、現役監督としてのプライドは大きく傷つき、さわやかなイメージは地に落ちた。これまでエリート街道をひた走ってきた原監督にとっては野球人生最大の挫折かもしれない。落ち込むのも無理はないが、指揮官が元気をなくせば、ナインの士気に影響する。ミスターの来訪をきっかけに、原監督には本来の明るさを取り戻して欲しいところだ。