ホークス次世代のエースと主砲の活躍で連勝

2013年09月30日 10時55分

6回、藤田(左)の打球をキャッチし自ら一塁まで走る東浜

 ソフトバンクは29日、楽天戦(ヤフオクドーム)に5―0で完勝し、今季の本拠地最終戦を見事白星で飾った。勝利の立役者はなんといってもルーキー・東浜だ。この試合に先発し、6回途中を無失点。新人らしからぬ安定した投球で勝利に貢献した。前日の西武戦でサヨナラ勝ちした打線では、柳田が自身初の2桁となる10号先制ソロを放つなど3安打猛打賞と活躍。投打で若鷹が躍動し、2位ロッテに1ゲーム差と迫った。この勢いでヤフオクドームでのCS開催を必ず実現する。

 

 楽天とは4月18日のプロ2度目の先発(Kスタ宮城)以来、2度目の対戦。前回は5回を投げ8安打6失点とめった打ちにされたが、この日は6回途中5安打無失点。借りを見事に返し「何とか0点に抑えることができ、試合を作れたのは良かった」と汗をぬぐった。

 

 初回は先頭の岡島にいきなり左前に運ばれたが後続を断った。3回には2つの四球と盗塁で一死一、二塁も、藤田を注文通りの併殺打。5回にも先頭・桝田に安打を許したものの、一死後、嶋を併殺に仕留め切り抜けた。ピンチにも動じず、持ち前の粘り強さを発揮した。

 

 東浜はこの8月に念願のマイカーを購入した。高校3年で免許を取得し“ドライブ好き”を公言する右腕は「いろいろ走りに行ったりしてますよ」といい、あるチームメートは「他人を気にせず自由に外出できるせいか、車を買ってから表情がすごく明るくなった」と証言する。愛車が気分転換に大いに役立っており、これが投球にもいい影響を与えていることは間違いない。

 

 打っては柳田が、2回、二死から10号先制ソロをかっ飛ばし、初の2桁に到達した。バットが体に巻き付くような豪快なスイングで高めの直球をとらえると、打球は一気に右中間スタンドに飛びこんだ。「ホーム最終戦ですし、打てて良かった」。6回にも右前打と盗塁でチャンスメークするなど、この日は今季4度目の猛打賞を記録した。右肩の故障に苦しんだスラッガーがシーズン終盤に来て、勢いを取り戻したようだ。

 

 次世代のエースと主砲の活躍で、今季の覇者・楽天を退けた。ロッテが西武にサヨナラ負けし、再び2位に急接近。ここからは遠征での5連戦となるが、この勢いがあれば怖いものなしだ。