マートンが“コーチ”虎助っ投コンビが打撃特訓

2013年09月28日 16時00分

メッセンジャー(左)とスタンリッジ

 阪神が9カード連続勝ち越しなしと苦しんでいる。このままではクライマックスシリーズ(CS)突破も危ぶまれる状況だが、そんな苦境の中、頼れる助っ人コンビが立ち上がった。

 

 先発ローテの軸としてフル回転しているランディ・メッセンジャー(32)、ジェイソン・スタンリッジ(34)が不振の打線を救おうと“特訓”を敢行しているのだ。 9月に入って6勝14敗2分けと苦戦が続く和田阪神。27日に名古屋入りした指揮官も「早く本来のタイガースに戻したい。焦ってもしょうがないけどね」と祈るような気持ちで復調を待っている。

 

 この不振の最大の原因はチャンスで決定打が出ない打線。先発投手が好投しながら援護なしで白星に恵まれないという試合が続いている。そこでメッセンジャーとスタンリッジの助っ人コンビが得点力不足の解消に少しでも貢献しようと燃えている。

 

 もともと2人は打撃には積極的で義務づけられているバント練習だけでなく、ほぼ毎日のように室内練習場でマシン打撃を行っている。メッセンジャーが「打撃は好きだよ」と言えば、スタンリッジも「そんなに打撃はうまくないけど、いつも打ちたいと思っている」と話すように意欲満々だ。

 

 さらに、打力アップのためにリーグトップの168安打を叩き出しているマートンに“コーチ”をお願いしている。スタンリッジは「打撃フォームはマートンに聞いている。3割打者だし、すごく参考になるからね」と打ち明ける。またメッセンジャーも「たまに(打者のことを)尋ねたりしているよ」という。マートンも2人の依頼を快諾。全体練習が始まる前などに室内練習場で「打撃教室」を開催し、マートン先生は「“打席ではシンプルなイメージを保つこと”と話している」などとアドバイスしている。

 

 短期決戦のCSではロースコアの接戦が予想される。そこで9番打者が打点を叩き出せばチームも勢いに乗るし、相手に与えるダメージも大きい。CSでは2人の投球はもちろん、バットも心強い武器になる。