桐光・松井 対戦したい相手は「内川さん」

2013年09月28日 10時55分

プロ入りを表明した松井は「夢」という字をボールに書いた

 今年のドラフトの目玉である桐光学園(神奈川)の左腕・松井裕樹投手(17)が26日、川崎市麻生区の同校で会見し、プロ志望届を提出することを表明した。

 

 会見で松井は「小さいころからプロ野球で活躍したいと思っていました」ときっぱり。対戦したい打者には「ソフトバンクの内川(聖一)さん。どんなボールでもヒットにしてしまうと聞いているので、ぜひ対戦したい」と目を輝かせた。

 

 松井は昨夏の甲子園、今治西(愛媛)戦で22奪三振の大会新記録をマーク。一躍、注目を集めたが、今年7月の神奈川県予選準々決勝で敗退した際には「まだ考えられない」と進路は明かさなかった。だが、8月下旬から台湾で開催された18U(18歳以下)ワールドカップで、同学年の森友哉捕手(大阪桐蔭)らの存在が刺激に。「みんなレベルが高かった。森とはプロでもう1回対戦したいと思った」(松井)と、プロ入りの意思を固めた。

 

 ドラフト会議(10月24日)での競合は確実の松井。会見では「12球団すべてOKか?」と聞かれ「ハイ」と応えた松井だが、父・良友さん(55)母・真琴さん(41)の意見は“育成重視”だという。

 

「松井は174センチ、75キロと体はけっして大きくない。ご両親の希望は高2の時点では卒業後、実業団に入りしっかり体を作ってから、プロを目指す方針だった。それが甲子園でブレイクして許される状況じゃなくなった。それでもプロ1年目から即ローテ入りよりは、ソフトバンクや日本ハムみたいな育成重視の球団で3年計画で育てて欲しいと思っている」(中学時代の恩師・緑東シニアの中丸敬治監督)

 

 松井自身も「自分の体はまだまだ出来上がっていないので、体をしっかり作ってからというのはある」と1年目からフル回転するより、長くで活躍できる環境を望んでいる。超高校級の左腕は、プロの世界で一から自らを鍛えなおす覚悟だ。