阪神 負の伝統“CSアレルギー”完治

2013年09月26日 16時00分

7回の攻撃前の円陣も不発

 阪神が逆転日本一に自信をのぞかせている。

 

 25日、CSファーストステージの対戦相手が広島に決定。早くも和田監督は「投手がいいチームなんで打ち合いにはなりづらい。どう1点を取っていくか考えていかないと…」と対赤ヘル戦略を練っている。

 

 しかし、この日のDeNA戦でも打線が決定打を欠いて2―4と敗れたように貧打ぶりは相変わらず。8月下旬に巨人との直接対決で3連敗を喫して以来、8カード連続勝ち越しなしと低迷が続いており、勢いに乗る広島にのみ込まれてしまいそうな状態だ。

 

 しかも2007年、08年、10年の3度のCS挑戦はすべてファーストステージ敗退と「短期決戦アレルギー」が虎の“負の伝統”になりつつあるだけに不安は募るばかりだ。そんな中で球団内でささやかれる「今年は大丈夫」という安心理論。その根拠は指揮官も「ある意味、選手も吹っ切れただろうから」と期待する気持ちの切り替えだ。

 

 チーム関係者は「これまでのCSはすべてシーズン終盤まで優勝に手が届く状況だった。あの時の選手はみんな優勝という目標しか持っていなかった。このため優勝を逃した後のショック、脱力感が大きく、CSに向けて士気を上げることができなかった」と過去の敗因を分析する。その上で「今年は早い段階で巨人に突き放された。残念なことだけど、逆にCSに向けて気持ちを切り替えることができる。これからモチベーションも上がってくる」と期待しているのだ。

 

 逆転日本一に向けた決戦は10月12日にスタートする。立て直しに残された時間は約2週間。虎軍団の闘志がどこまで燃え上がるかが鍵になる。