ソフト武田 恥の上塗り“乱調王”

2013年09月26日 10時59分

ベンチですれ違う武田に視線を送る秋山監督(左)

<オリックス3-2ソフトバンク(25日)>ソフトバンクの2年目・武田が25日、オリックス戦に先発。プロワーストの8失点を喫した前回楽天戦の汚名返上を目指したマウンドだったが、5回を投げて5安打6四死球2失点とまたも結果を出せず、これには秋山監督もがっかりだ。今季の課題となっている制球難も改善の兆しさえ見えない。このままではチームがCSに進出しても、武田には活躍のチャンスは回ってこないかもしれない。

 苦しい2年目のシーズンを送っている武田がまたしても結果を残せなかった。初回、いきなり2四死球でピンチをつくり、3番・糸井の右前適時打で先制を許した。味方が逆転してくれた直後の5回も二死走者なしから糸井、李大浩に連続で四球を与えると、バルディリスに同点適時打を浴びた。あと一死までこぎつけながら、自らの手で勝ち星をつかみ取ることができなかった。

 前回18日の楽天戦では7四死球を与えるなどしてプロワーストの8失点を喫した。マウンドを降りると「悔しいです。今年は悔しすぎます」と唇をかんだ。今回の先発に向けて、投球の際の体重移動を中心に、必死の修正に取り組んだ。しかし、この日も課題の制球難を克服することができなかった。

 この日の失点は2点だけだったが、5回を投げて5安打6四死球。すべてのイニングで得点圏に走者を背負う苦しすぎる内容だった。今季与えている四死球の数は、規定投球回数に未到達ながら、リーグワーストの74。先発投手陣が大崩れしている中で、期待に応えることはできなかった。

 このままではCSも不安だ。終盤戦に入って以降、高山投手コーチは「強い気持ちを持った投手」を待ち望んでいるが、その思いに応えられていないのが、前日24日に黒星を喫した寺原と武田の2人だ。

 ともに十分なポテンシャルを持っており、CSでも先発の柱として期待したいところ。しかし2人ともに9月以降の成績は散々だ。チーム内からは「2人には何とか…という思いもあるけど、これだけ続けてダメではCSもほかの投手にチャンスを与えたほうがいいんじゃないか」(チーム関係者)と厳しい声が上がっている。CSでの下克上を目指す秋山ホークス、4位・西武の足音も聞こえてきている。これからも苦しい戦いは続く。