“背信”寺原に秋山監督「責任感と気持ちの弱さだろ」

2013年09月25日 11時00分

3回、安打を許し悔しそうな表情を浮かべる寺原

<オリックス5-3ソフトバンク(24日)>ソフトバンクは24日、オリックス戦(ヤフオク)に敗れ、地元ファンの前で今季のV逸が決まった。先発の寺原が6回10安打4失点とピリッとせず、打線もオリックスのエース・金子を攻略できなかった。次はクライマックスシリーズ(CS)に進出し、下克上を成し遂げ日本シリーズに進出することが目標となる。しかし、いまだに先発の課題は解消されておらず、4位・西武には2ゲーム差に迫られた。鷹の前途は不安でいっぱいだ。

 寺原は6回を投げ、10安打4失点。初回にバルディリス、原拓の連続適時打で2点の先制を許すと、4、5回にも失点を重ねた。いずれも二死から。またも首脳陣の期待に応えられなかったベテラン右腕は「二死からをもっと考えて投げていかないといけなかった」と肩を落とした。

 前回登板の17日の楽天戦では6回7失点で降板。それまでもピンチで粘りきれない投球が続いていた。なんとか名誉挽回したいところだったが、負けられない一戦でまたも失態をさらし、秋山監督は「責任感と気持ちの弱さだろ」と怒りをあらわにした。

 現在、チームはクライマックスシリーズ(CS)圏内をキープしているものの、肝心の先発投手に見通しが立たない。高山投手コーチが「軸として考えているし、軸になってもらわないといけない投手」というように、豊富な実績と経験を持つ寺原にはやってもらわなければ困る。しかし現実は9月10日に右ヒザ痛から復帰して以降、3戦連続で勝ち星なし。これでは信頼することはできない。

 打線はオリックスのエース・金子を打ちあぐねた。200本安打へカウントダウン態勢に入っている長谷川が初回に18号ソロ。6回には2四球を足がかりに二死二、三塁の好機を作り、内川の2点適時打で1点差まで追い上げた。しかし7回に2人目の江尻が痛い1点を失い、結局、ひっくり返すことはできなかった。

 この敗戦で2013年のV逸が確定。次はCS進出と“下克上”での日本シリーズ進出に目標を切り替えることになる。だが首位・楽天にサヨナラ勝ちするなど西武も勢いづいている。苦しい戦いはまだまだ続く。