【独占手記】高橋由伸「頑張りたいと思ったきっかけは松井さんの言葉」

2013年09月25日 16時00分


 とにかく、松井さんから「選手でいられるうちは頑張れ」と言われたときから、自分の気持ちに素直にやりたいと思う気持ちが強くなった。もちろん自分を取り巻く環境の問題もあると思うけど、許されるなら自分の気持ちがやりたいと思う間は続けたい。

 よく2000本安打とか、記録に対することを聞かれる。腰を手術した段階で数字へのこだわりはなくなったけど、自分の気持ちに正直に向き合うと…。それを逃げ道にしているつもりはないが「そういうことがあったからしょうがない」と自分で思ってしまっているのかもわからない。でも、またケガと向き合い続けるという違った戦いが、そこから始まったという思いはある。

 これからCS、そして日本シリーズと続いていくと思うけど、やっぱり最後までグラウンドにいたい。忘れられないのは2009年。ケガで自分がいないなか、テレビの向こうでチームが優勝するという現実があった。ああいう、悔しさを通り越したもどかしい気持ちを味わった人はいないと思う。あれは一生忘れられない。だからこそ、これからも僕なりに最後まで戦い抜きたいと思っている。

(巨人外野手)

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