低迷日ハム「即戦力投手確保」のドラフト戦略

2013年09月28日 11時00分

 日本ハムが今季の低迷を活用したドラフト戦略を進めている。キーワードは「1位、2位で即戦力投手の確保」だ。

 このままいけば昨年の覇者が北海道移転10周年の節目に借金を背負う屈辱のシーズンを終えるが、視点をドラフトに転じてみるとシーズン5位に低迷した2005年以来、久々に訪れた補強チャンスとなる。

 日本ハムはここ7年間でリーグ優勝4度を含むAクラス6度の常勝軍団に変貌。あっと驚くドラフト戦略で常に会議の主役を演じてきたが、実際は1位指名のインパクト、ドラマ性に注目が集まっているだけで、ウエーバー順では常に劣勢に立たされ2位指名で思う補強ができないでいた。

 山田GMが「もしウチが2位で牧田(10年=西武2位)や則本(12年=楽天2位)を獲れていたらすごい投手陣になっていた」と振り返るように近年リストアップしていながら獲り逃した大魚は数知れず。しかし、今シーズンを最下位で終えることになれば、パにウエーバーの優先権(球宴の成績が五分だったため、すでに抽選で決定)があるため、ドラフトでは2位指名のウエーバー順で1番、全体13番目の指名権を確保することになる。

 来季、二刀流ルーキー・大谷を柱に先発投手陣を立て直す日本ハムの補強ポイントは一にも二にも即戦力投手。現在、山田GMが大学、社会人投手の見極めのため奔走中で、チームの低迷がドラフト戦略的にはプラス効果をもたらしそうだ。