ソフトバンク内川が4番の重み吐露

2013年09月21日 10時55分

 ソフトバンク・内川が“重圧”に立ち向かう。首位・楽天との3連戦(17~19日、Kスタ宮城)を終えたチームは20日、今日21日からのロッテ3連戦(QVC)に備えて東京入りした。この日は野手陣は休養日だったが、鷹の新4番は休日返上で練習を実施。新しい打順で納得の打撃ができてない内川は、2位・ロッテとの大事な直接対決に向けて、みっちり調整を行った。

 

 15時前にQVCに姿を見せた内川は、右翼の端っこで一心不乱に素振りを繰り返した。「休んでもずっと野球のことばかり考えてしまう。どうせ考えるのなら体を動かしたほうがいいかな、と」。1時間ほどで練習を切り上げると、宿舎に戻りながら複雑な心境を明かした。

 

 課題としているのは距離感だ。「ボールとの距離感が取れていない。真っすぐには詰まるし、変化球には泳がされる」。一見、成績だけ見れば悪いようには見えない。20日時点で打率は3割1分6厘。パ・リーグ首位打者をぶっちぎりで独走中の長谷川に次ぐ、チーム2位の座を維持している。それでも「調子が伴わないのに打てる時もある。そういう時は気持ち悪い感じです」。安打が出ていないわけではないが、納得の打撃とは程遠いようだ。

 

 今座っている打順は4番。チームは12日から3番・長谷川、4番・内川、5番・松田とクリーンアップを一新した。それから早くも1週間がたつが、気に掛けているのは周囲の思いだ。「打てなくても、自分の感じる悔しさなんてとっくに処理できている。そうじゃなくて、使ってくれた人、見に来てくれた人に申し訳ない」。4番を任された時も大きな気負いはなかったが、周囲からは常々「本当に責任感が強い」と評される内川だけに、無関心ではいられない。

 

 チームは18日に2位に浮上したものの、一夜にして再び3位に逆戻りした。今日21日からのロッテとの直接対決は重要な戦いとなる。当然、4番にかかる期待は大きい。

 

 打撃について「何も変えるところはない。もう何年もそうしてやってきていますから」と語った内川。順位を争う大事な時期に大役を任されたのは、その実績とともにホークスの中心選手として認めらているからこそ。シーズン終盤で味わうこの“重圧”を乗り越え、笑顔で144試合を終えられるか――。