治療中でも球児先生〝フル回転〟

2012年06月22日 12時00分

 ゆっくりもしていられない? 右大たい骨骨挫傷で登録抹消された阪神・藤川が、なんと治療中も〝フル回転〟を期待されている。

 

 20日から鳴尾浜球場でリハビリを開始した藤川。復帰時期については「球団とも和田監督とも話をして最終判断をしたい。(一軍が)上手く回ってくれれば自分もしっかり治せる。(一軍の投手陣には)『じっくり治させてくれ』と言いました」。その一軍にはかつての守護神・久保田が合流。今後は久保田、榎田、筒井、福原の4人でゲームを締めることになりそうだ。

 

 これで藤川も治療に専念できる…といきたいところだが、そうも言ってられない。二軍の若手投手陣が守護神登場を〝大歓迎〟しているからだ。「滅多にないチャンスですから。色々話を聞きたい」「また講演会とかやってくれると嬉しいっす!」と目を輝かせる。

 

 藤川による〝講演会〟は今年の1月22日、鳴尾浜の寮で若手を対象に行われた。二軍でのモチベーションの保ち方などメンタル面の話も多く「またやって欲しい」と大好評だった。さらに藤川といえば、今オフにFA権を行使して米大リーグに挑戦することが濃厚。1月の講演会は〝置き土産〟とも言われたが、今回の故障で思わぬ〝ラストチャンス〟が生まれたというわけ。若虎たちが「今年限りでいなくなるかもしれないから」と色めき立つのも当然だ。

 

 球団関係者も「球児を見ていれば若手には勉強になる。話せばそれも勉強になる。そういう部分は(藤川に)期待している」と話す。鳴尾浜では〝藤川先生〟としても忙しくなりそうだ。