内海交流戦MVP〝杉内のおかげ〟

2012年06月22日 12時00分

 交流戦MVPを獲得した巨人・内海が21日、リーグ戦復帰〝開幕投手〟に意欲を見せた。22日からのヤクルト戦を前に長野に移動し、球場で軽めの調整で汗を流した内海は、受賞の喜びを聞かれると開口一番「俊兄(としにい=杉内)の『おこぼれ』をもらいました」と笑いを誘った。

 

 交流戦MVPは、内海と杉内の〝一騎打ち〟の様相だった。内海は4勝無敗、防御率1・29で終えたが、杉内は巨人の最終戦となった17日の楽天戦(Kスタ宮城)に先発するまで、ノーヒットノーランを含む4勝無敗、防御率1・64とほぼ互角。ここまでは印象度の点からも杉内有利といわれていたが、最終戦でまさかの敗戦を喫した事で、〝転がり込んできた〟形となった。

 

「うれしいし自信に変えて頑張りたい。(新球の)ツーシームも使えるボールになりつつある」と胸を張る左腕が「やられっぱなしのチーム。やり返したいと思います」と見据えるのは、もちろん今日対戦するヤクルトとの〝開幕戦〟だ。今季ヤクルトには3回登板するも2敗を喫している苦手の相手だ。

 

「(警戒するのは)バレンティンはもちろんだけど、ピンチを広げずに先頭打者をしっかり打ち取って、チャンスを作らせないようにしたい」。長距離砲よりも、その前にミレッジや川端、売り出し中の松井淳などに塁を与えないことをポイントに挙げた。

 

「内海はしぶとくなった。そういうところは(不調の)沢村も勉強しないといけない」と、原監督の信頼も厚い。大事なリーグ戦復帰というタイミングに、またもお騒がせになってしまった巨人。内海の快投でそれを一掃することができるか。

 

〝杉内の重圧〟はねのけ内海5勝

快投で〝内海組〟解散危機脱出