ソフトB寺原が大炎上 マギーの逆転満塁弾に沈む

2013年09月18日 11時00分

5回、マギー(右)に逆転満塁本塁打を浴びた寺原

<楽天7-5ソフトバンク(17日)>ソフトバンクは17日、楽天戦(Kスタ)に5―7で逆転負けを喫し、連勝は3でストップ、2位浮上を逃した。

 

 ベテラン・寺原が先発したものの、6回7失点と大炎上。絶対に勝たなければならない首位との直接対決。秋山監督は経験豊富な右腕に期待したが、見事に裏切られてしまい、7回のペーニャの今季1号2ランもやるせない空砲に終わった。

 

 3点リードで迎えた5回。寺原は二死二塁から藤田に左前適時打を浴びて1点を献上。さらに銀次、ジョーンズの中軸にヒットと死球で満塁の大ピンチを迎えると、ここで5番・マギーに痛恨の一撃を食らった。

 

 低めの変化球を捉えられると、打球は低い弾道のまま失速することなく左翼席へ。まさかの26号逆転グランドスラムに寺原はマウンド上でガックリうなだれて、しばらく顔を上げられなかった。

 

 初回、一死満塁のピンチを連続三振で切り抜けるなど、粘りを見せていた。しかし、結局は6回を投げて10安打7失点の背信投球で6敗目(4勝)を喫した。

 

 先発の台所事情が苦しいだけに、寺原には摂津に次ぐ“第2の柱”として活躍してもらわなければ困るのだが、お寒い状況から抜け出せない。そんなベテランに対し、チーム内からは「ピンチになると落ち着かなくなってしまう。経験、実績のある投手として、さすがという投球を見せてほしいが…」(チーム関係者)と厳しい声も上がっている。

 

 勝利投手になっていれば、寺原は工藤氏(元西武など=野球評論家)、巨人・杉内に次いで史上3人目となる13球団制覇を達成するとともに、チームはこの日オリックスに大敗したロッテに代わって2位に浮上できたのだが、そのどちらも果たせなかった。奇跡の逆転優勝のためには今回の楽天戦は3連勝が絶対条件だったが、その目標も初戦でついえた。

 

 先発投手として前日16日に仙台へ移動するはずが、台風の影響で飛行機が欠航。急きょ当日移動となる不運に見舞われたとはいえ、チームにとっても寺原にとっても、痛すぎる黒星となった。