虎もうボロボロ バレに加えて小川にも返り討ち

2013年09月16日 11時00分

バレンティンに2打席連続となる57号ホームランを打たれた榎田

 バレンティンに歴史的な記録更新を許した阪神はもうボロボロだ。15日のヤクルト戦で0―9と大敗。完封負けは2試合連続、今季21度目で6カード連続の負け越しとズルズルと後退する一方だ。


 和田監督が「何かを引きずったまま野球をしている。そこを線引きというか、それがなかなかできない雰囲気で野球をやっている」と苦渋の表情で話したように8月下旬の巨人3連戦で3タテを喫して以来、険悪ムードを払拭できない。

 

 実は今回のヤクルト3連戦には3つの目標があった。まず第一の目標はバレンティンの新記録阻止。2つめはルーキー・小川を攻略して藤浪の逆転新人王を援護。最後はお得意様のヤクルトを撃破してチームを上昇ムードに転じさせることだった。しかし、この日、バレンティンに新記録を許すと小川には完封負けと返り討ちにあってしまう。そして、2戦連続シャットアウト負けと勢いがつくどころか逆に失速する完敗。


 この3連戦前は13勝4敗とヤクルトをカモにしており、ナインも「ここで雰囲気を変えないでいつ変えるんだ」と意気込んでいた。


 13日の初戦で3―2と接戦をものにすると「やはりヤクルトは弱い。一気に雰囲気を変えたい」(球団関係者)と復調に手応えをつかんだだけに、その矢先の2連敗は衝撃だった。“バレンティン・ショック”“小川ショック”まで抱え込み、一気に意気消沈してしまった。


 しかも、17日からは球団初のクライマックスシリーズ進出に向けて5連勝と破竹の勢いの3位・広島と対戦する。15日現在で広島とのゲーム差は6・5。万一、ここで3連敗を喫すれば広島と急接近し、2位の座も安泰とは言えない状況に陥ってしまう。


 指揮官も「根が深い」と頭を抱えるほどの深刻な事態。まさに先が見えない暗黒状態だ。