移籍確実の涌井 意中の球団はロッテ

2013年09月19日 11時00分

 6月に国内FA権を取得しオフの去就が注目される西武・涌井秀章投手(27)が同じパ・リーグのロッテ移籍を基本線としていることが分かった。

 

 昨オフ、球団が提示した2年契約を辞退し、単年契約を結んだ涌井はFA動向に関して「シーズンに集中するだけ」と明言を避けているが、ここ数年の球団との関係性、チーム内での立場の変化からFA移籍は確実視されている。近い関係者は「昨年の一連の週刊誌女性問題で守ってくれるどころか、矢面に立たされ世間のバッシングを受けた。コンプライアンスありきで上ばかり見ている球団との信頼関係はもはやないに等しいし、球団側の引き留め姿勢も本物ではない」と涌井と球団の冷え切った関係を語っている。

 

 問題はその場合の行き先だが本人の意思は大方が予想するDeNAではなくロッテにあるようだ。涌井自身が千葉出身であること、現在の指揮官が西武入団時の伊東監督であることは便利な理由付けとなる。一方で、一番の動機となってくるのは公私に渡って交流が深く強い信頼関係を結ぶロッテ・大迫幸一フィジカルコーチ(60)の存在だ。

 

 涌井が西武に入団した2005年から父親のように慕い信頼してきた同コーチは11年限りで西武を退団、昨年からロッテのフィジカルコーチを務めている。チームメートから「思ったことを何でも口にするので非常に誤解されやすいタイプ。自分を知っていてくれる理解者がいた方が力を発揮しやすい」と言われる涌井にとって、今の西武は居場所を見つけ難くこれ以上の上積みも望めない環境となっている。

 

 涌井は現在でも深い交流の続く大迫コーチの仲介で、伸び悩む未完の大器・唐川の教育係としてもすでに一役買っており、今年から千葉県内で合同自主トレを行うなど移籍後の人間関係の下地も着々と作っている。またロッテには母校・横浜高の先輩・成瀬や元西武の清水外野守備走塁コーチ、立花打撃コーチなど涌井を理解する環境はすでに整備されている。あとは大手を振って希望を叶えるために残りの後半戦、FA選手の価値に恥じないよう結果を残すことか。

 

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