上原を変えた“7・6直談判”「セーブに興味なし」

2013年09月16日 07時00分

 レッドソックスの上原浩治投手(38)が無敵状態だ。現地時間14日現在(以下同)、打者37人連続で打ち取っている。メジャーの救援投手としては歴代2位。また、27試合&30回3分の1連続無失点と日本人投手最長記録を更新中だ。しかし上原に守護神という意識はなく、13日のヤンキース戦で4点リードの9回にマウンドに上がったようにセーブの付かない場面でも志願して登板している。ある試合をきっかけにチームの勝利への思いを強めたからだ。

 

上原浩治「中継ぎピッチャーズバイブル」(8)

「セーブが付こうが付かまいが、とにかく勝つことが大事。それに自分は抑えっていうよりも、最後を締める役目って思ってやってる。クローザーってのは、セーブシチュエーションでしか投げないような気がするしね。勝ちたい、勝ちたい、勝ちたい」(7月29日付のブログから)

「四点差まで自分の仕事っていまは思ってるから、今回も投げてきましたよ。アナハイムでの失敗があった時に、監督、コーチにちょっと怒り気味で訴えたからね。自分はセーブが付くことに興味が無い!どうしたらチームに勝ちが付くか。だから、四点差になるとコーチから確認がきて、投げれる状態なら行けるって…。まっ、まだ無理ですって言ったことは無いけどね。三連投したときぐらいかな…あれは、監督から休みって言われていたけどね」(8月6日付ブログから)

“アナハイムの失敗”とは7月6日、敵地でのエンゼルス戦のことだ。チームは7―3で9回を迎えた。セーブシチュエーションの1~3点差ならクローザー・上原の出番だったはずだが、4点差のためウィルソンが4番手でマウンドに上がった。ところがウィルソンは二死を奪うも2本の安打と死球で満塁とし、上原は急きょ登板となった。

 上原はプホルス、ハミルトンに連続適時打を許し1点差に詰め寄られると、さらには味方の送球エラーで同点に追いつかれた。自責点にはならなかったが、1失点が記録された。この失点を最後に27試合連続無失点だ。結局、延長11回に7―9でサヨナラ負けした。